気になったニュースがあったので、短時間ですが簡単に調べてみました。
個人名や具体的な記事の内容などは伏せますが、車いすユーザーの方が目的地近くの駅で、駅施設の利用(乗降)に関する対応を、乗車駅?でお願いしたところ断られ、仕方がなく乗り換えの途中駅まで移動すると、途中駅では駅員が待機。降車駅で対応してもらう事が出来たという内容。
師範代は車いすで移動した事が無い、JRの経営方針や対応理由がわからない、法律もわからないので、JR側が「対応出来るようになってくれれば嬉しい」と言う意見に留めておきます。
では何が気になったのか?タクシーについてである。
車いすを利用している方に限らず、身体に何らかの症状を持っている方が、(金額の事はさておき)気軽に利用できる公共交通機関が、タクシーだと師範代は理解しています。そして営業中の多くの車両に、
のようなイラストが付いていて、「いつでも・どこでも・気軽に」利用出来る、ありがたい世の中だなぁ~・・・・・と思っていました。記事を読むまでは。
「一か月前から予約が必要」って、マジですか???
ほんの少し検索しただけで、「乗車拒否」や「待たされた」といった言葉が表示されました。もちろんこういった内容は「一部」なのでしょうけど、割合は予想以上に大きいのでは?と感じました。
従来からある「セダン型(クラウンなど)」の場合は、乗務員が慣れていなければ乗降に時間がかかってしまうのも、まぁ仕方がない事かな?と思える場合があるのですが、2017年に登場した「JPN TAXI」の場合は、セダン型とは違い車いすのまま乗降出来るはずなのに、なぜ時間がかかってしまうのか?
結論は「車両(内装)の設計問題」。メーカーとしては「出来ない」→「出来る」を主に考慮した結果、利用する際の準備を含む「想定時間」を読み間違えてしまったのでは?と考えられます。実際にメーカーが対応し、販売済みの車両を含め一部の機器が追加・交換されたり、後に車両の一部改良が行われています。物(ハードウェア)側についてはまだまだ「過渡期」である為に、(無い方が良いですが)こういったトラブルが発生してしまうのは、やむをえない事だと思います。
あとは乗務員の慣れ次第で、待ち時間は短く出来るのではないでしょうか。
ええ、「乗務員の慣れ」です。
結局「一か月以上前から予約」や「乗車拒否」も含めて、物(ハードウェア)ではなく、人の問題なんですよね。街から離れた場所だとそもそもタクシーの数が減る・または「無い」場合も。そういった場所でタクシーを利用するなら、(一か月は長いが)事前にタクシー会社に連絡する必要はあるかと。
乗車拒否は論外・・・と言いたい所ですが、例えば普段は対応出来てもその日たまたま体調が悪い、怪我などで一時的に車いすを押す・引く事が出来ない場合は、やむをえないのかな?と。もっともその場合は無線などで、代わりの車を呼ぶといった対応はやっていただきたいですけどね。
元々の問題は鉄道(JR)側でしたが、それよりもタクシーの方が気になってしまった師範代でした。改善にはまだまだ時間がかかりそうですね。