雑学道・師範代のブログ

師範代が思う、考える、理解する事を色々と書いています。

最適解があれば教えてほしい

トイレが暗い。

 

この意見に同意していただける方は少数かもしれない。というのは、通常のトイレ(主に自宅)が暗くなるのは条件が必要だから。

1.照明がトイレの天井で便器の「ほぼ真上」に設置されている。

2.長身の「男性」で小便を立って行っている。

光源が天井にある為、身長が長い人ほど頭が光源に近付いてしまい、トイレ全体が暗くなってしまうのだ。

「だったら座れば?」

・・・はい、ごもっともでございます。それでもあえて言いたいのは、「工夫」で暗くなる事を防ぐ方法は無いのか?と。

人が動く以外の方法となると、対応出来る内容は「光源をより明るくする」「光の反射を工夫する」「光源を移動する」の3つが考えられます。

光源をより明るくするのが一番簡単ではありますが、現在主流のLED照明の場合は、白熱灯や蛍光灯と違い散光しにくいという点があるので、lm値の大きい光源を選べば確かに明るくなりますが、予想より明るくならない・・・と感じる事が多いです。

光源を移動させるにはそれなりの工事が必要になってしまうので、簡単で安く明るくするには光の反射を工夫するしかありません。例えばトイレに備え付けの収納棚があり、その扉の色が濃色(黒や濃茶系)の場合に、白や光を反射しやすい色のカーテンなどを被せれば、簡単に明るくする事が可能になります。極端な例ですが新聞広告(チラシ裏の白面)やPPC用紙などを被せる事で、見栄えを気にしなければ安価に明るくする事も。

 

色々と書いてきましたが、上記2つの方法についてはあまりお薦めしません。結局男性が立っている以上、どうしても暗くなってしまうのです。現状で天井に照明が設置してある場合は、諦めるしかないですね。

これから新築や改築する方、お金に余裕のある方については光源を移動させる事を強くお薦めします。具体的な設置場所は便器位置に対して左右の側面。特にペーパーホルダーの反対側で、(ここ重要)収納棚の扉に干渉しない150cm~170cm程度の高さ。

この場合は2つのメリットがあります。光源が側面に移動する事で男性が立っている場合でも部屋の下方向が暗くなりにくい。(だからといって影が出来ないわけじゃないですよ)

照明を「取り替える」際に補助(踏み台など)が無くても手が届く。低い位置に器具が移動するわけですから当たり前なんですが。

 

最後に最大の問題点。とにかくコストパフォーマンスが悪い。

トイレの照明を取り換える・・・数年にX回?その為にお金を使って光源を移動させる???説得力は非常に弱いですよね。

「男性が座る」事がどれだけの労力なのか?という事を証明しなければなりません。立つ場合は前を開けるだけ。座る場合は「ベルト外して、ズボンと下着を降ろして、反対向いて座る」「立ち上がる、下着とズボンを上げる、ベルトを締める」という動作が増えます。

その動作がコストになりますが・・・(財務省に)説明(説得)出来ますか?

 

長々と書いてしまいましたが、要するに「実家のトイレが暗い」事に対して、解決方法を考えた結果「諦めた」という事でした。

 

2021年もどうぞよろしくお願い致します。