雑学道・師範代のブログ

師範代が思う、考える、理解する事を色々と書いています。

出来た方がいいでしょ?

数年前から自分で色々な料理をする事が増えました。

 

TV番組で「炊飯器の保温機能で甘酒~」という内容を見た、甘い物好きな私はすぐに米麹ともち米を購入。個人様のレシピを参考にして甘酒を作ってみました。

 

炊飯器のみ、炊飯器と鍋(ガスコンロ)併用、鍋(ガスコンロ)のみ、など色々と工程を工夫した結果、炊飯器(蓋開け・濡れ布巾かぶせ)保温10時間(1時間毎にかき混ぜ)&夜間蓋閉め電源OFF放置コースが一番美味しかったのを覚えています。

 

ふと疑問に思ったのが、今でこそ一部の炊飯器では米を炊く「以外」の料理コースがありますが、なぜ「低温調理」の設定が出来ないのだろうか?という事。

 

密閉性能が高く、断熱(保温)効果があり、温度コントロールが比較的楽に行う事が出来る炊飯器。(IHタイプ限定???)

60℃~釜内部の温度コントロールが出来るようになれば、炊飯以外の利用方法が増えて、より便利になると思うのですが。甘酒やローストビーフ、温泉卵、網を使ってドライフルーツやビーフジャーキーなど、「温度が指定出来るだけ」で調理出来る種類が増えるのは、便利だと思うのですが・・・家電メーカーの技術開発担当者様、いかがでしょうか?

 

ちなみに調理過程で「炊飯器(蓋開け・濡れ布巾かぶせ)」とあるのは、今使っている炊飯器を蓋閉め状態で保温すると、80℃を超えてしまい甘酒を作る事が出来なかったからです。甘酒レシピの多くが「60℃~65℃」と書いてありますので、ご自宅の炊飯器が保温モードの時、釜内部の温度が何度になるのかは事前に調べて下さいね。

 

余談ですが、炊飯器の保温モードで低温調理する場合、予想以上に電力を使います。炊いたご飯を保存する場合に、数時間以上保温(諸説あり)するなら、一旦冷凍してレンチンした方が安い!と言われる理由もこれです。

 

それでも炊飯器で低温調理が可能ならば、出来た方がいいでしょ?